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しばしのお別れ 

今朝9時55分、ビーちゃんが旅立ちました。正しくは、ビーちゃんを旅立たせました。

昨日ブログを書いた時点で、ビーちゃんは寝ているか立ち上がろうとして鳴くかのどちらかで、普通の状態で覚醒している時がなくなっていました。獣医さんに出かけて状態を伝え、「安楽死という選択肢もあるのかもしれないけど、私は納得できてない。でも、どうしていいかわからない」と言いました。すると、「鎮静剤としてモルヒネを出すから、それで一晩様子を見てみよう。状態が落ち着くなら、明日の朝、脱水症状予防のための点滴など、いろんな処置をする」と言われました。病院ではなく家でいられるようにとの配慮で、私が直接ビーちゃんの口に入れられるよう、液状のモルヒネが処方されました。渡されたのは、細い試験管状の容器4本。1本で12時間効果があるはずだが、最悪の場合4時間おきに投与できるとの話でした。

ビーちゃんとピウイ7月3日
・ピウイも母犬の状態に何かを感じているようです。

1本目を投与したのは午後8時半。静かな寝息が聞こえてきました。今晩も私のベッドの横に寝かせます。今日はゆっくり寝られそうだと思ったのですが、モルヒネは私たちの期待に応えてくれませんでした。

しばらくすると、ビーちゃんが荒い息をして鳴き始めました。昨夜は体をさすると、すぐに落ち着いて眠ったのに、今日は何をしてもダメです。水も受けつけず、こんなにハァハァしていたら、口の中はからっからだろうにと思いましたが、荒い息はやみません。私にできるのは、おろおろしながら体をさすり、次のモルヒネ投与の時間を待つことだけでした。

何度時計を見たことでしょう。今まで生きてきた中で、一番長い夜でした。普通の犬なら、そして、普通の人間なら、とても持ちこたえられそうにない苦しみの中、ビーちゃんの強い心臓は鼓動を止めませんでした。ダンナと娘と私の人間3人は、モルヒネ投与直後に少しうとうとする以外はずっと苦しみ続けるビーちゃんを前に、絶望的な気持ちになりました。

何も悪いことしてない、ええ犬やのに、なんでこんなに苦しまなあかんの。

獣医さんの開院時間は9時半。とても待てやしないと、以前教えられた緊急時の番号に電話をかけましたが、当番制で他の病院が担当だとのこと。いろいろ考えた末、かかりつけの獣医さんの開院を待つことにしました。
 
とにかく一刻も早く楽になってほしい。ビーちゃんの壮絶な一夜をともに過ごした後では、安楽死以外の選択肢はないように思えてきました。

獣医さんは、日本の文化が違うのはわかるけど、これから肝臓の検査をしたり、何か別の処置をしたりするのは、ただ苦しみを長引かせるだけだと。まだビーちゃんは頑張るつもりかもしれない、それを人間が終わらせていいのか、という気持ちもありましたが、私は同意書にサインしました。
 
さすがに疲れ果てたのか、病院でビーちゃんはぐったりしていました。それまで丸一日おしっこをしていなかったのに、診察台の上で大と小を2回しました。

あんなに注射嫌いだったのに、麻酔用に針が刺されてもピクリともせず、その後、ピンク色の液体が注射されました。目を開けたまま、もうビーちゃんは動かなくなりました。いつ旅立ったのか、じっと見ていた私たちにもわからなかった。きっとビーちゃん本人もわからなかったと思います。

ビーちゃん、ごめん。こんな形でしか、苦しみから助けてあげられなかった。あんなに私たちを幸せにしてくれたのに、こんな形で旅立たせてしまった。

寝たきりになった後も、大変なことがたくさんありながらも、最期の日までワンコとの日々を大切に過ごしていく。いろんな方のそういう老犬介護のブログを読んできて、私もそうしたいと思っていたのに、ビーちゃんが本当に寝たきりだったのは、2日ほどのことでした。あまりにも急激な状態悪化とお別れに、今は思考が働きません。

明日の朝10時半、マジョルカ島内陸部の民間施設で、17年間一緒に過ごしてきてくれたビーちゃんの姿がなくなります。

応援の声をかけてくださった方々、本当にありがとうございました。

ビーちゃん7月4日
・頑張っていたビーちゃんです。

カテゴリ: ビーちゃん

この記事に対するコメント:

ビーちゃん、izumiさん、旦那さん、娘ちゃんお疲れ様でした。

前のコメントに書いた通り、私はこの国の安楽死に関して受け入れられない部分を持っていますが、これまた書いた通り、苦しんでいる状態が続いてその先の検査や治療が延命よりも苦痛になるのであれば、その際の安楽死は選択のひとつだとも思っています。

普段は言葉を発さなくてもいいから、病気の時だけは何か一言言ってくれればいいのですがね。。。

ビーちゃんはいつの間にか旅だったとの事。きっとそれまでの苦しみがフッとなくなって、身体が急に楽になって、あれあれ?という感じだったのではないでしょうか。

前に日本で会ったセラピストさんに言われたのですが、人間に愛されて亡くなった動物は、あっという間に転生するそうです。ビーちゃんは最期までこれほどに愛されて、しかも家族に見送られて旅立てたのですから、迷いなく魂は天に昇って、そしてきっとすぐこの世界に戻ってくる事でしょう。

明日のお見送りはきっと悲しくてつらいと思いますが、どうかあとひと踏ん張り頑張ってくださいね。

もう一度。ビーちゃん、お疲れ様。

URL | quema子 #9enIUaYc
2013/07/04 18:32 * 編集 *

ピーちゃんお疲れ様でした。

いずみちゃん家族に、幸せを与えてくれて、ありがとう( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆いずみちゃんも、手術をして大変な時、肉体的にも精神的にもお疲れ様でした。ピーちゃんも、自分の使命を果たして、天に召されました。感謝、感謝、感謝、元気でd=(^o^)=b

URL | まゆみFukumo #CKtDc8Cw
2013/07/05 02:09 * 編集 *

ビーちゃん、よく頑張りました。
旅立ち方はワンコ一頭一頭それぞれですね。
でも、どんな旅立ちでも飼い主と一緒に最後を迎えたワンコは
その時を自分でアレンジしていったのだと思います。
新しいお家で、皆と過ごせて良かったとビーちゃんは
絶対思っています。
新しい生活が落ち着くのを見届けたのだと思います。
ウチの茶々は内弁慶の我儘娘ですが、
仲良くしてやってください。

URL | 松の実 #5kA2psGk
2013/07/05 11:25 * 編集 *

ご無沙汰していました。
ご無沙汰のご挨拶がビーちゃんのお別れとは・・・

昨年、izumiさんと鶴菊さんがいらしたとき
izumiさんのお知り合いの方のわんこの安楽死の
お話を伺って、死への考え方が違うことを学びました。
お知り合いの方のわんこは病気で苦しんでいたわけではありませんでしたが
そういう選択肢もあるのかと思いました。
しかし、最近思うのです
苦しみを長引かせることが愛なのかと?
苦しみを取り除いてやることは飼い主しかできないんじゃないかと。
苦しみを取り除いた結果が『死』であってもそれは大きな『愛』ではないでしょうか?
うまく言えません。
izumiさん、辛い報告をありがとうございました。
ビーちゃん、やさしいお顔をしています。
ちょっと笑っているかな?
海を渡ったビーちゃん、お疲れ様、またね。
izumiさん、ご家族のみなさまお疲れ様でした。

URL | ハイジ #2ZmdC3zw
2013/07/05 16:52 * 編集 *

ビーちゃん、、安らかに・・・

izumiさんの心中を思うとコメントを打てずに遅くなってしまいました。

思いがけない別れは気持ちがついていかないですよね。
愛情を注いで過ごし、相手の幸せを思えばこそ、自分の
選択が正しかったのかをこれからも考えていくことになるんだろうな、、。

私は未だに自分の行いが最善だったのか、わかりません。
でも相手の事を想って行動をしていたことはまちがいありません。
それでも時々考えてしまいます。

izumiさんもビーちゃんを想っての結論ですよね。
ビーちゃんはちゃんと分かっていますよ。
だから穏やかな顔をしているんじゃないでしょうか。
、、、それでも考えちゃいますよね、きっと。。

最後のビーちゃんの思いは分かりませんが
izumiさんのブログを見ていれば、17年間の
ビーちゃんの思いは分かります。
「皆といれて、楽しい、嬉しい、ご飯美味しい、散歩楽しい、
注射いや~、、、、」
ビーちゃんが愛情をいっぱいもらっていたこと、
ビーちゃんに愛情をいっぱいもらっていたこと、
見ていればわかりましたよ。

ビーちゃん、安らかに眠ってください。

URL | tochiku #-
2013/07/05 16:54 * 編集 *

コメントありがとうございます。

quema子さん、コメントありがとうございます。

あまりにも短い間にいろいろなことが起こって気持ちが追いついていかない中、どうしても中庭に目がいって、ビーちゃんがいないという現実を受け止めざるを得ない状態です。
quema子さんが書いてくれたように、「なんだか急に楽になったぞ」と思って旅立っていてくれればと願うばかりです。

セラピストさんの話、ありがとう。違う姿になっていても、また会いたいです。ちゃんとビーちゃんだと気づきたいです。

残された2匹のワンコも、ビーちゃんがいないことに戸惑っているような、変な感じです。
いつか帰ってくるのを待っているのかもしれません。
またみんなで一緒に会える時が来る。そう思って過ごしていこうと思います。
quema子さん、温かい言葉をかけてくれて、本当にありがとうございます。

URL | izumi #-
2013/07/06 00:20 * 編集 *

コメントありがとうございます。

まゆみFukumoさん、コメントありがとうございます。

スペインに来る時お隣さんから、ビーちゃんたちを引き取ってもいいというお話もいただいていましたが、一緒に連れて来て本当に良かったと思っています。
ビーちゃんは私にとって、スペイン生活での心の支えでした。
一人っ子の娘の妹的存在だったのに、いつの間にかおばあさんになってしまって…。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

URL | izumi #-
2013/07/06 00:27 * 編集 *

コメントありがとうございます。

松の実さん、コメントありがとうございます。

「どんな旅立ちでも飼い主と一緒に最後を迎えたワンコは、その時を自分でアレンジしていった」という松の実さんの言葉に、胸が詰まりました。
実は1週間前に私は小さい手術をして、ちょうど仕事を休んでおり、そうでなければここまでビーちゃんに付きっきりではいられませんでした。
そして、いつもは夏にしていた里帰り。今年は春に帰っておいて、本当に良かったです。
おっしゃる通り、ビーちゃんがアレンジしたのかもしれません。ただ、あの苦しみの一夜を思うと、ビーちゃん、もっと楽に旅立っても良かったのにと、声をかけたい気持ちでいっぱいです。

引越しして老化に拍車がかかったことがずっと気になっていたので、松の実さんの言葉には救われます。
ビーちゃんのおかげで、愛犬家横丁でいろんな人とのお付き合いが始まりましたし。

茶々ちゃん、どうぞよろしくお願いします。

URL | izumi #-
2013/07/06 00:49 * 編集 *

コメントありがとうございます。

ハイジさん、コメントありがとうございます。

こちらこそ、すっかりご無沙汰してしまい、すみませんでした。
さぼっていたブログの更新を、このような形で再開することになったのが残念でなりません。

そうでしたね。県人会でお邪魔した時、「そんな理由で?」と思うような安楽死のお話をしましたね。
まだまだ気持ちの整理がつかないのですが、ハイジさんが書いてくださったこと、しかと受け止めました。
ありがとうございます。
あぁ、それにしても、もっと老犬介護がしたかったです…。

人間の都合で、長距離フライトなんてものを経験し、こんなに遠くまで来てくれて、スペイン生活での心の支えでいてくれたことに、心から「ありがとう」、そして、「これからも見守って」という気持ちでいっぱいです。

URL | izumi #-
2013/07/06 01:26 * 編集 *

コメントありがとうございます。

tochikuさん、コメントありがとうございます。

お別れは本当に悲しいですね。
tochikuさんが今でも考えてしまうことがあるというのを読んで、私もこれから考えていくんだろうなぁと思いました。
決して若くない残された2匹がいるので、覚悟していなきゃならないのかもしれないけど、きっとその時もおろおろして、自分の選択に自信が持てないようになる気がします。

tochikuさんが書いてくれたこと、心に染みて涙が出ます。ありがとうございます。

会いたいと思いながら会えなかったコテツさんに、一足先にビーちゃんが会っているんでしょうね。
どうぞコテツさん、新入りのビーちゃんをよろしくお願いします。

URL | izumi #-
2013/07/06 01:48 * 編集 *

こんにちは。emihanaです。

松の実さんの所で、ビーちゃんの旅立ちについて知りました。
どうしても、はなのことと重なってしまいます。

ビーちゃんは頑張りましたね。
本当に、本当に偉かったです。
たくさん褒めてあげてくださいね。

今はもう、完全にすべての苦しみから
解き放たれていると思います。
何の心配も要りません。

ビーちゃん、お疲れ様でした。
新しい世界を楽しんでくださいね。

izumiさん、どうぞくれぐれも、ご自愛ください。

URL | emihana #-
2013/07/06 11:35 * 編集 *

ビーちゃん頑張りましたね。

izumiさん、辛い決断だったと思いますが、
ビーちゃんには一番大好きな飼い主さんの
気持ちが分かっていたはずです。
愛情いっぱいで暮らしていたことを。
新しいおうちに皆と一緒に引越しできて楽しかったと思いますよ。
izumiさん家のワンちゃんになって幸せだったに違いありません。

お空には5年前から我が家のシャオロンもいます。
拙いスペイン語で話しかけるかもしれません。
ビーちゃん仲良くしてやってね。

URL | こたつ #-
2013/07/06 17:14 * 編集 *

コメントありがとうございます。

emihanaさん、コメントありがとうございます。
わざわざブログに来てくださって、本当にありがとうございます。

はなちゃんが旅立った時の様子、拝読していました。
本当に似たような状況で、ビーちゃんが苦しみながらも大をした時、あぁ、これがemihanaさんが書いておられた、体の中をきれいにして行くってことなんだなと思っていました。
ビーちゃんが旅立った後、改めて読ませてもらって、さらに心に迫ってくるものがあります。
はなちゃんもビーちゃんも、本当によく頑張りましたね。

そうですね。今まで、「ごめん」という気持ちに圧倒されていましたが、もっともっと褒めてあげなきゃだめですね。あの苦しみはビーちゃんの頑張りでもあって、残された私たちの胸の中で決して消えることのない光になるように思います。

新しい世界には、はなちゃんをはじめ先輩犬が大勢いて、私たちが心配することはないだろうと思っていましたが、emihanaさんに「何の心配も要りません」と書いてもらえて、さらに安心しました。
はなちゃん、どうぞ新入りをよろしくお願いしますね。

emihanaさんとご主人も、どうぞご自愛ください。ありがとうございました。

URL | izumi #-
2013/07/06 18:58 * 編集 *

コメントありがとうございます。

こたつさん、コメントありがとうございます。

温かい言葉をかけてくださって、ありがとうございます。
17年前、子犬をもらいに行ったダンナの元にまっすぐやって来たのが、ビーちゃんで本当に良かったです。
楽しいことばかりではないスペイン生活の心の支えでした。
へたりそうですが、まだ老犬が2匹いますから、しゃきっとしなければなりません。

お空には先輩犬が大勢いて、何も心配することはないと思っていましたが、スペイン仲間のシャオロンさんもいらっしゃるのは、残された私たちにとって心強い限りです。
「パセオ!」という言葉に大きく反応する2匹でしょうね。
シャオロンさん、どうぞ新入りをよろしくお願いします。

この夏もお里帰りですか?どうぞ楽しい夏をお過ごしください。

URL | izumi #-
2013/07/06 19:25 * 編集 *

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